近年、インデックスファンドや投資信託を利用した資産運用への注目が高まっていますよね。
多くの人が自分も始めた方がいいのかな?なんて考えだしたことがあると思います。
特にこういった資産運用のトレンドはYouTubeを中心に起こったため
YouTubeを見る若者にも多くの影響を及ぼしました。
よって、大学生などの若い世代で資産運用に興味を持ち始め、
つみたてNISAを始めてみたいと考える大学生も多いと思います。

大学生のうちから始めることに意味はあるの?

大学生なら他のことにお金を使うべきじゃない?
などと迷いが生じている人が多いと思います。
親からすれば自分の子供が「つみたてNISAを始めたい!」と言ったらどう対応するのが正しいのか。
気になるところですよね。
今回は一般的に世間で言われている、
大学生がつみたてNISAを始めるべきであるという賛成意見と
大学生が無理して始める必要なんてないという反対意見を分けて紹介します。
大学生に限らず、つみたてNISAに興味を持っている若い人には
今後の判断材料になると思うので、ぜひ最後まで読んでいただきたいです!
また、つみたてNISAに関する簡単な説明と私の運用結果報告は
こちらの記事↓から!
賛成意見
まずは、大学生でもつみたてNISAを始めてみる方がいい理由一覧です。
投資・経済の勉強になる

つみたてNISAはいわゆる投資に該当します。
投資というと失敗したら大損をしてしまう恐ろしいものと考える人もいるでしょう。
しかし、つみたてNISAの凄いところは超小額からでも始められることです。
私は楽天証券を使用していますが、楽天証券では100円から投資を始めることが出来るという魅力があります。
投資に使う金額に柔軟に対応できるのは素晴らしい点ですよね。
たった100円弱のお金なら、本当に万が一ですが損をしまったとしても全く痛手ではありません。
第一、自分で株を買い、その値動きを実際に見て確認するという貴重な経験をすることが出来ます。
世の中の経済状況に従って株価のトレードがどう変動するのか。
そういった指標を自分のお金で見ることが出来るのは大きな勉強になります。
また、これからの時代、日本の景気は悪くなり続ける可能性が高いとされています。
老後2000万円問題など課題は山積みで、全ての労働者がが現金の貯蓄だけで生活を十分にまかなえる保証はありません。
金銭的に困らない生活をするために自分の資産をいかに安全に守っていくかを勉強していくことはとても大事と言えるでしょう。
そういった勉強を、大学生という若い時期からほぼリスク無しで始められるというのはこれ以上ない人生経験なのではないかという考えがあります。
つみたてNISAは若いうちから始めた方が得

つみたてNISAは若いうちから始めた方がお得というのは紛れもない事実です。
つみたてNISAを使ったインデックスファンド投資は、何も短期間でお金が数倍になるような
ハイリスクハイリターンな投資ではなく、
何十年という長い期間を掛けて資産を雪だるま式に増やしていくものです。
20代の大学生からしたら人生はまだまだ長いです。
この先の人生の時間がたっぷりあることを活かした投資こそが
つみたてNISAを利用した長期投資であると言っても過言ではないでしょう。
突然ですが、皆さんはウォーレン・バフェットという人物をご存じでしょうか。

投資の神様と呼ばれる世界一の投資家で知られるお方です。
2021年では、世界長者番付で6位になっている世界的大富豪でもあります。(出典:Forbes)
そんな彼が残した名言があります。
「ゆっくりとお金持ちになるのはかなり簡単。しかし、すぐにお金持ち
になるのは簡単なことではない。」
FXやデイトレードのようなハイリスクな投資で一発逆転の投資をしてお金持ちになることは大変なことですが、
優良な株式を使って長期間かけてローリスクな投資をしていく方法なら簡単にお金持ちになることが出来るということでしょう。
つみたてNISAなどの長期投資をシュミレーションできるサイトが存在します。
月3万円の投資を年利10%で30年間続けたとすると以下のように資産が膨らんでいきます。

30年間で投資に費やしたお金は累計1080万円ですが、
総資産が6000万円まで雪だるま式に膨れ上がっているのが分かります。
年利10%というのは結構上手くいった場合の年利で、実際だと5~7%あたりになる可能性が高いですが、結果似たような結果になるのは言うまでもありません。
20代でつみたてNISAを始めていたとすると、
上記の域に行き着いた時点で、50代です。
ここから更に60代の定年退職前までつみたてNISAを続けたとしたら…
資産の膨らみを想像するだけで恐ろしいですね。
ウォーレン・バフェットさんがおっしゃったことを具体的にあらわすとこういうことです。
20代といった若い時期に投資にアンテナを張っておくだけで後の大きな財産になる可能性はあります。
「若い」というのは最高のメリットだと思います。
そのメリットを最大限有利に活かした人生勉強が出来るという点も、大学生がつみたてNISAをするメリットになりますね。
反対意見
ここまで見ると、始めた方が絶対得じゃないかと思ってしまうつみたてNISAですが
大学生がするには反対だという意見も存在します。見ていきましょう。
大学生なら自己投資をした方がいい

大学生などの若い時期だったら、投資にお金を使うんじゃなくて
今しかできない経験や自分のスキルを磨くための自己投資にお金を使った方がいいという意見もあります。
インデックスファンドの長期投資はたかが数年で使えるお金が増えるものではありません。
そんな気の長い投資を若くお金の無いときからするのは果たして本当に効率的なのか。
若い時代はせっかく使えるお金を投資に回すのではなく、
将来の年収そのものを上げるための自己投資の方が有益だという考え方も理解できますよね。
仮に将来投資を始めるにしても、
元手の元金を多く用意できた方が有利に決まっています。
それを可能にするのは純粋に年収の高さですよね。
若い時は投資はさけ将来のための自己投資を優先するべきという価値観も
尊重するべきものなのではないでしょうか。
経済的に苦しくNISAの限度額まで使えないかも

大学生はそこまで金銭的に余裕のない人がほとんどだと思います。
そもそもお金を投資に回す余裕なんて全くないという人もいるでしょう。
つみたてNISAは、年間40万円まで投資に費やすお金が非課税になるという制度です。
当然ですが、年間の限度額40万円を使いきって投資した方が節税としてお得です。
しかし、大学生に年間40万円(月33,333円)を投資に回す余裕なんて
ほとんどの人はないと思います。
出来ても1ヶ月1~2万円の人が多いのではないでしょうか。
そうなると、大学を卒業して社会人になって金銭的に余裕を持ってから
始めた方がいいのではないかという考え方も出来ます。
まとめ
大学生のつみたてNISAに関しては賛否両論あると思いますが、
私個人の意見としては
数十万~百万円程の使わないお金のある大学生ならやってみていいかもしれませんが、
日々の生活もカツカツの大学生が無理してでも始める必要な無い。
といった感じですね。
自己投資が最強の投資であるのは私も賛成ですし、
大学生が投資をするなら余裕を持った範囲で行うようにするのがベストなんじゃないかと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
そんじゃ、次の記事でまた会おう!
コメント