皆さんは「明日、私は誰かのカノジョ」という話題沸騰中の漫画を知っているでしょうか?
Cygamesによって運営されている漫画配信サービス「サイコミ」にて現在連載されている漫画です。
サイコミの漫画の中で断トツ1番人気の漫画となっております。
若い女性ならではの悩みや心の葛藤を繊細に描くその内容は、多くの人を魅了しています。
僕はこの漫画の連載初期からの大ファンで、この漫画の魅力を少しでも多くの人に知って欲しいと思っています!
今回は、そんな「明日、私は誰かのカノジョ」の魅力を語りたいと思います。
簡単なあらすじ

この漫画は、大学生の女の子達を主人公としたストーリーとなっています(一部例外あり)
2021年9月の現段階では、この漫画は第1章から第5章に分かれています。
それぞれの章ごとに主人公の女の子が異なっているのが特徴です。
第1章 Killing me softly

明日、私は誰かのカノジョ(1) (サイコミ×裏少年サンデーコミックス)
第1章は、女子大生の白井雪を主人公とした物語です。(全10話)
雪は親から虐待を受けて育った子で、顔の右半分に大きな火傷の跡がありますが人と会うときは化粧で跡を隠しています。
雪はレンタル彼女で生計を立てている女の子で、自分の学費と生活費をまかなうために働いています。
過去の辛い経験もあってか内面にも深い傷を抱えている雪。
ある日、辻壮太という20代前半の若いサラリーマン男性が、偽物の彼女の役を演じて欲しいという依頼で雪にレンタル彼女依頼をします。
壮太は親からの愛情を沢山受けて育った男性で、雪とは真逆の育ちをしてきました。
そんな彼との価値観との相違にいら立ちを覚えながらも、レンタル彼女として仕事を全うする雪。
しかし、壮太は雪に恋をしており、その日以降も繰り返し雪を指名してレンタル彼女としてデートを重ねることになるのでした。
壮太と雪の関係の結末はいかに。はたして雪は壮太の思いに答えるのか?
第2章 致死量の自由

明日、私は誰かのカノジョ(2) (サイコミ×裏少年サンデーコミックス)
第2章は、女子大生のリナを主人公とした物語です。(全17話)
リナは第1章の主人公である雪とは親友の関係であり、お金欲しさにパパ活を繰り返し、時には体を売るような生活をしています。
リナは自分の心を埋めてくれる何かを探しています。
誰かに必要とされたいという自己承認要求を満たすためにパパ活や男遊びに手を出してしまう様な女の子です。
第2章では、リナのパパ活相手の中年男性の飯田、ナンパをしてきた男子の雄大、雪の3人に対する雪の人間関係をベースとしたお話です。
パパ活で愛を追い求めたり、男と遊ぶことで何かを満たしたり、親友と話したりを通して、リナの心はこの3人の間で揺れ動くこととなります。
親友、遊び相手の男、パパ活、それぞれにリナはどう向き合っていくのか?一体リナが最終的に向かう先は?
第3章 1mm

明日、私は誰かのカノジョ(3) (サイコミ×裏少年サンデーコミックス)
第3章は、アラフォー女子のアヤナを主人公とした物語です。(全28話)
この漫画で有一の大学生ではない主人公ですね。
アヤナはいわゆる整形美人。何度も美容整形を繰り返すことによって30歳を過ぎても美しい美貌を保っています。
そんな彼女は他人の容姿に厳しく、自分の容姿にはもっと厳しいといった性格をしています。
ちなみにアヤナは雪と同じ店でレンタル彼女として働いています。
そんなアヤナにも結婚を考えて付き合っている光晴という彼氏がいます。
しかし、光晴には美容整形をしている事実は話しておらず、年齢や仕事も嘘を付いています。
光晴に全てを話せば幸せになれるのか、でも自分の美貌に対する執着も捨てることは出来ない…
見た目が良ければ幸せなのか、美しさは誰のためなのか。
アヤナの物語の終着点は一体どうなるのか?
第4章 Knockin’ on Heaven’s Door

明日、私は誰かのカノジョ(8) (サイコミ×裏少年サンデーコミックス)
第4章は、女子大生の真矢萌を主人公とする物語です。(全41話)
萌は雪、リナと同じ大学に通っています。
ぽっちゃりした体型をしていて、自分自身を「モブ」と称しますが、他の女の子達のように周りに流されることなく私は「自分」を持っていると語る子です。
しかし本当は自己肯定感が低く、それを満たしてくれる場所、人を探しています。
そんな萌は、偶然知り合ったゆあてぁという女の子によってホストクラブに連れていかれることとなります。
そのホストクラブで出会った楓という男に少しずつ惹かれていくこととなり、萌はゆっくりとホストの沼にハマっていくことに….
萌はどうなってしまうのか。その結末はいかに…
番外編 Stairway to Heaven

明日、私は誰かのカノジョ(5) (サイコミ×裏少年サンデーコミックス)
第4章と第5章の間にある番外編も一応紹介しておきます。
この番外編は、第4章に出てくるゆあを主人公とした物語です。(全7話)
第4章では語られることのなかったゆあの高校生時代が語られます。
ゆあは第4章ではホス狂いでヒステリックで自暴自棄な女の子として描かれていましたが、
高校生の頃のゆあは純粋な子として描かれています。
窮屈な田舎暮らしに嫌気が刺していたゆあ。
実家では祖母との2人暮らし。父親は認知症気味の祖母の面倒ごとをゆあに押し付けて別居しています。
田舎での親友との対立が見どころです。
第5章 洗脳

第5章は、女子大生のルナを主人公とした物語です。
ルナは雪やリナ、萌と同じ大学に通っています。
ルナは※風呂嬢としてお金を稼ぐ女子大生です。
お金に対して強い執着心を持っており、周りの人間をただの集金マシーンと表現するような性格をしています。
ある日、自分のお客さんに人気配信者の男性が来ることとなり、その男性との接点は後にお店以外の場所にも広がっていくこととなります。
(現在連載の途中で話に未知のことが多く、詳しいことは後に執筆します。
この漫画の魅力
リアリティある心理描写

この漫画では若い女性の繊細な心を丁寧に描いています。
レンカノ、パパ活、整形依存、ホス狂い、夜の街で生きる女性たちの悩みや苦悩の心理描写を丁寧に描いていることがこの漫画が多くの女性からも支持される理由でしょう。
漫画のコメント欄では「なぜここまでリアリティ溢れる話を書けるのか?作者の体験談?」と疑問に思う読者が現れてしまうほどです。
この漫画のキャラクターって本当に人間味があるというか..女性からしたら「あぁこんな人、自分の周りにも居たな..」と共感してしまう部分が多いんだろうなと思います。
作者の「をのひなお」さんは、この漫画を描く際は各章のテーマに沿った業界に関して徹底的に取材をしているとのこと。
キャバクラと整形に関しては自身の実体験と取材を徹底しているらしく、またレンタル彼女、パパ活、ホストにはまる女性にも取材頼みだったと語っています。(をのひなお:インタビュー)
絵が上手い

この漫画はやっぱり絵が上手いです。
登場するキャラクター全員の姿が細かく描かれていますし、作者が女性だからこそ分かる女性の描写に対する細かさが絵として表現されています。
個人的に、をのひなおさんは美しい女性を書ける漫画家さんとしてはかなり上位に食い込んでくるのではないかと感じます。
現実世界と通じた設定
この漫画はリアリティに溢れていると何度も話しました。
それは台詞回しや女性ならではの社会問題を題材にしている点でもそうなのですが、それだけではないです。
例えば、この漫画の世界もちゃんと新型コロナウイルスの影響を受けています。

我々の住む世界でコロナが流行ってから、この漫画のキャラクター達もマスクをしたり感染対策をしたりと、読んでてこちらも感心してしまうほどの現実味を持っている漫画です。
どこで読むのがおすすめ?
サイコミ

アスカノを読むならサイコミでしょう。
明日、私は誰かのカノジョはサイコミで連載されている漫画です。
ウェブサイト版とアプリ版がありますが、シンプルにスマホに漫画アプリを入れて読むことをおすすめします。
無料であれば1日1枚チケットが回復するため、1日1話のペースで読み進めていくことが出来ます。
また、各話のコメント欄を交えながら読むことが出来るのはサイコミならではの楽しさがあります。
明日、私は誰かのカノジョは現在120話以上連載されている漫画であるため、読み終わるのには少し時間がかかるかもしれませんが。
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